目次
はじめに
日常生活やビジネスシーンにおいて「ありがとうございます」と伝える場面は多いものです。
そんなときに、「嬉しく存じます」や「大変嬉しく存じます」といった丁寧な言い回しを耳にしたことはないでしょうか?
この記事では「嬉しく存じます」という表現の意味や語源、使い方を解説しながら、日本人が大切にしてきた〝感謝の言葉の文化〟を掘り下げていきます。
さらに、節句や縁起物に通じる「言葉」と「食」の関係をひも解き、縁起の良い食材であるはまぐりとのつながりをご紹介します。
1. 「嬉しく存じます」の意味と敬語としての位置づけ
「嬉しく存じます」とは、「嬉しく思います」をより丁寧にした表現です。
- 嬉しく思います → 丁寧な言い方
- 嬉しく存じます → 謙譲語を用いたさらに格式高い言い方
特にビジネスメールや取引先への挨拶、感謝を正式に伝える際に用いられることが多 く、言葉遣いで相手への敬意を表すことができます。
類似表現との違い
- ありがとうございます(言い換え):カジュアルからビジネスまで幅広く使用。
- 大変嬉しく存じます:強調表現。改まった場に最適。
- 喜ばしい限りです:やや文学的で書き言葉寄り。
こうした使い分けができることで、TPO に応じた適切な表現が可能になります。
2. ビジネスや日常での「ありがとう」の言い換え
感謝を伝える場面は多種多様。以下のように使い分けると便利です。
ビジネスシーン
- 「ご対応いただき、誠にありがたく存じます。」
- 「この度のご配慮に、心より感謝申し上げます。」
日常シーン
- 「お手伝いくださり、本当に嬉しいです。」
- 「ご一緒できて喜ばしく思います。」
こうした言葉の一つひとつが、相手への配慮を含んだ表現になり、伝わる印象を変え ます。
(関連コラム:乾杯!…と言い換えるとしたら?)
3. 「ありがとう」の語源と仏教的背景
「ありがとう」という言葉の語源は、仏教の「盲亀浮木(もうきふぼく)」の説話に遡ります。
「人として生まれることは、目の見えない亀が大海原で一本の浮木の穴に偶然入るほど 難しい」という、ブッダが弟子に説いた教えから、「有ることが難しい=有難し」と表 現され、それが「ありがとう」へと変化したのです。 このように、日常で使う「ありがとう」にも深い歴史と文化的背景が存在しています。
(関連コラム:言葉の由来を知る大切さ)
4. 言葉の背景と節句の意味
日本人は古くから「言葉」に霊力が宿ると考えてきました。祝詞(のりと)や歌も、言葉の力で幸福を呼び込む風習の一つです。
その延長線上に、節句や祝い事があります。3 月 3 日のひな祭り、5 月 5 日の端午の節句、いずれも季節の巡りに「言葉」や「食べ物」に意味を込めたりして、家庭内の平和や 子どもの健やかな成長や幸福を祈ってきました。
(関連コラム: なぜ ひな祭りにハマグリを食べるの?)
5. 縁起物としてのはまぐり
こうした日本の歴史を育む、「祈りの文化」と食をつなぐ代表例がはまぐりです。
- 二枚貝の殻は対のもの以外とは合わない → 「夫婦円満」「良縁の象徴」
- 熱で殻が「開く」 → 「運が開く=開運」
ひな祭りのお吸い物や婚礼の膳に使われてきたのは、単なる美味しさだけでなく、縁 起の良さを願う意味が込められています。
6. 茂丸株式会社のこだわり
茂丸株式会社は、千葉・九十九里浜を中心に、厳選した産地直送のはまぐりを取り扱っています。
1. 飽くなき研究 季節ごとのはまぐりの状態を徹底研究。最も美味しいタイミングを見極めます。
2. 産地直送のこだわり 信頼できる漁場から仕入れ、鮮度抜群のままお届け。
3. 元プロ料理人の視点 家庭でも簡単にプロの味が楽しめる調理法も発信。
こうした努力が積み重なり、「ただ美味しい」以上の「体験価値」を提供しています。
7. まとめ:「嬉しく存じます」の想いを、食卓にも
「嬉しく存じます」という言葉には、相手への敬意と感謝、そして日本の言葉の文化を大切にする想いが込められています。
同じように、日本の食文化におけるはまぐりも、味覚だけでなく“祈り”や“縁起”を担う存在。
ぜひ、特別な日やご家族との団らんに、縁起の良いはまぐり料理を取り入れてみてください。
きっと自然の恵みや〝今ここにある幸せ〟に氣づき、「嬉しく存じます」という感謝が自然に生まれ、食卓に笑顔が広がるはずです。
本物の味と縁起を兼ね備えた茂丸のはまぐりを、ぜひご家庭でお楽しみください。